コンビニ経営論

コンビニ経営論

「カリスマ」が職場を壊した日。~私が「情熱」を捨てて「非情なルール」を選んだ理由~

「良い人」であろうとして、地獄を見た「従業員とは家族のような付き合いをしたい」 「俺の背中を見て、熱い気持ちでついてきてほしい」経営者なら誰しも一度はそう願うはずです。私もそうでした。 2002年に夫婦でセブン-イレブンを始め、離婚を経験し...
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【後編】社内広報誌という「犬笛」と、本部の「二重基準」にお別れを。愛するセブンイレブンへの最後の提言。

なぜ現場は疲弊するのか。それは「過去の成功体験」が「呪い」に変わったからです。■ 「成功体験」が「呪い」に変わった日昔は良かったのです。ある優秀なオーナーが、個人の才能で大成功を収めた。 本部はそれを喜び、「素晴らしい成功事例」として全店に...
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【中編】コンビニ経営は「年金」と同じです。本部が「1階(基礎)」を放棄して、加盟店に「2階(努力)」を強要していませんか?

前回はシステムの弱体化について話しました。今回は解決策です。 コンビニ経営は「2階建て」であるべきです。■ 「国民年金」と「厚生年金」で考える1階(国民年金):生きるための基礎。 コンビニで言えば「商品がある」「店が開いている」「決済ができ...
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【前編】「水55円」のミンナカが突きつけた現実。なぜ最強のセブンイレブンが「みそきん」を入荷できないのか?

■ 55円の水、98円のおにぎりの衝撃今、話題のコンビニ「ミンナカ」。水が55円、おにぎりが98円。 なぜこんな価格が可能なのか? 理由は明白です。 彼らは、大手コンビニが一番お金をかけている**「物流(運ぶコスト)」と「商品開発(会議コス...
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それはAIちゃう、ドラクエ4や。〜セブン本部の「AI発注」に告ぐ。40年前の作戦(コマンド)で、令和の商売が勝てるか〜

1. 「AI発注」という名前の“優良誤認”世の中は空前のAIブームです。「AIがあなたの仕事を助けます」「AIが最適な発注を提案します」。 セブン-イレブン本部も、高らかに**「AI発注」**を謳っています。特に雑貨や菓子などの「非デイリー...
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【連載 最終章】「AIという自衛権」を行使せよ〜25年目の「大人の割り切り」とブルーオーシャン〜

「次世代システム」への絶望と、逆転の発想今年(2025年)、セブン-イレブンに「次世代システム」と呼ばれる新しいストアコンピュータが導入されました。 「次世代」という響きに、私は淡い期待を抱いていました。しかし、蓋を開けてみて感じたのは、深...
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【連載 第3章】「複数店経営」という修羅の道〜賢いオーナーほど、なぜ「地獄」を見るのか〜

ジリ貧のその先にある「拡大」という甘い罠前回、これからの時代はホームラン狙いではなく、コツコツとヒットを重ねる「イチロー型」の経営が必要だとお話ししました。 しかし、現場の閉塞感は深刻です。 客数は頭打ち、単価も伸び悩み、経費は上がる一方。...
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【連載 第2章】本部と私たちは「交われない」。小売業の残酷な数式〜ブライアントを捨て、イチローになれ〜

小売業の「3つの式」が示す残酷な真実前回、自分の采配で売上が跳ねる「全能感」についてお話ししました。 しかし、24年という歳月は、私にある残酷な真実を突きつけました。それは、「本部の成功」と「加盟店の成功」は、必ずしもイコールではないという...
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【連載 第1章】なぜ私たちは「人間力」で勝てると信じたのか?〜私からセブン-イレブンへ、24年分の愛と感謝を込めて〜

はじめに:これは「決別」ではなく「自立」の物語最初に、はっきりと言わせてください。私は、セブン-イレブンが大好きです。24年前、右も左も分からない脱サラ素人だった私に、商売のイロハを叩き込み、家族を養い、飯を食わせてくれたのは、間違いなくセ...