(参考記事) 本記事は、以下のニュースから着想を得て執筆しました。
AIが仕事を奪う? 著名投資家が予測する「今後数年で消える仕事」と「生き残る人材」 (出典:Business Insider Japan) [https://www.businessinsider.jp/post-281084]
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■ はじめに:AIに「仕事を奪われる」のが怖いですか? 「AIが発達すると、人間の仕事がなくなる」 そんなニュースを見るたびに、漠然とした不安を感じている方も多いのではないでしょうか。 しかし、今日ご紹介する記事を読めば、その不安の「正体」と、私たちが進むべき「生存ルート」がはっきりと見えてきます。
シリコンバレーの著名投資家、ビノッド・コースラ氏の予言は衝撃的です。 「今後数年から25年で、現在の仕事の80%はAIが代替可能になる」。 そして、真っ先に危ないのは、これまでエリートとされてきた**「高度な専門職(スペシャリスト)」**だと言うのです。
なぜ、専門家が危ないのか。そして、なぜ私が「中小企業のオヤジこそチャンスだ」と確信しているのか。 私のモットーである**「データはAI、決断は社長」**という視点から深掘りします。
■ なぜ「専門家」ほどAIに弱いのか? 記事の中でコースラ氏は、医師や弁護士、会計士といった職業を例に挙げています。 彼らの価値は、長年の勉強で蓄積した「膨大な知識」と、それを事例に当てはめる「論理的思考」にありました。 しかし、これこそがAIの最も得意な領域なのです。
考えてみてください。 人間が六法全書を引くのに数分かかるところを、AIは0.1秒で過去の全判例を検索し、最適な条文を提示します。 人間がレントゲンを見て「ガンの疑いあり」と判断する精度より、何億枚もの画像データを学習したAIの診断の方が正確になるのは時間の問題です。
つまり、**「知識を持っていること」自体の価値が、限りなくゼロになる(コモディティ化する)**のです。 一つの分野だけを極めた「知識のタンク」のような専門家は、残念ながらAIという巨大なタンクに飲み込まれてしまいます。
■ 生き残るのは「適応力の高い何でも屋」 では、AI時代に価値を持つのは誰か? コースラ氏はこう断言しています。 「専門家(スペシャリスト)ではなく、変化に適応できる万能型(ゼネラリスト)になれ」
これを聞いて、私は思わず膝を打ちました。 「ゼネラリスト」というと聞こえはいいですが、平たく言えば**「何でも屋」のことです。 専門知識は深くないけれど、営業もやるし、経理も見るし、クレーム対応もするし、時には電球も替える。 そう、まさに私たち「中小企業の経営者」**そのものではありませんか。
■ 「データはAI、決断は社長」の実践論 私が提唱しているスローガン「データはAI、決断は社長」は、この予言に対する、現場からの回答です。
例えば、私の会社(コンビニ経営)での話をしましょう。 明日の発注数を決める時、昔は私が長年の勘で「明日は暑いから冷やし中華だな」と決めていました。これは「専門家の勘」です。 今は違います。AIが「気温30度、近隣でイベントあり、過去データから冷やし中華を20個推奨」と弾き出してくれます。 このデータ出し(専門家の仕事)は、もう人間がやる必要はありません。
しかし、ここで終わりではないのです。 そのデータを見て、**「よし、AIは20個と言うが、明日は地域の運動会があるから、俺の責任で倍の40個勝負しよう!」と決める。 あるいは、「いや、バイトが急に休んだから、オペレーションを守るためにあえて発注を減らそう」**と判断する。
この**「文脈を読み、リスクを取り、最終決定を下す」**という仕事だけは、AIにはできません。 AIは「正解(確率の高い選択肢)」は出せますが、「責任」は取れないからです。
■ 結論:AIを「最強の部下」にできる人が勝つ これからの時代、私たちは「何か一つのスキル」にしがみつく必要はありません。 専門知識が必要になれば、その都度AIに聞けばいいのです。 AIという「超優秀な専門家軍団」を無料で雇えるようになったと考えてください。
彼らを束ね、指揮し、彼らが出してきた答えの中から、「今の自社にとってベストな一手」を選び取る力。 それさえあれば、シリコンバレーの予言など恐れることはありません。
専門家の椅子はAIに譲りましょう。 私たちはその上の、「決断する社長(リーダー)」の椅子に座り続けようではありませんか。


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