⚠️ 【冒頭の重要なお断り】 本連載に登場する人物・団体・出来事は、私の25年間の実体験をベースにしていますが、 関係者の皆様の現在とプライバシーを最大限に守るため、 名前・場所・時期・細かな設定はすべてフィクション(架空)として再構成しています。
登場人物のモデルとなった方々は、今もそれぞれの場所で活躍されています。 あくまで「物語」としてお読みいただけますよう、強くお願い申し上げます。 しかし、そこで交わされた言葉、流した汗、そして熱い想いだけは、すべて紛れもない「真実」です。
【前回までのあらすじ】 脱サラし、右も左も分からぬままコンビニオーナーになった私。最初の担当YHさんの「商売人の自覚はあるか!」という一喝により覚醒し、店は急成長を始める――。
暴走する私と、ブレーキ役のYGさん
オープンから3年目。 私の店は、かつての「素人の店」ではありませんでした。
日販(1日の売上)は、オープン当初の30万円台から、倍の60万円台へ。 近隣の道路工事や酒免許の取得という追い風もありましたが、何より大きかったのは、前の担当者・YHさんに叩き込まれた「攻めの姿勢」でした。
「売上は作るものだ」 私はその教えを信じ、力任せに店を牽引していました。 セールをやれば地区でトップ5、予約獲得数も常に上位。 「俺たちのやり方は間違っていない」。そう確信し、パワーマネジメントでグイグイと店を引っ張っていた時期でした。
そんなイケイケの私を担当することになったのが、2人目のOFC、YGさんでした。
彼は、私にとって最高の「参謀」でした。 数字を追うことには貪欲で、一緒になって一生懸命頑張ってくれる。 けれど、私が調子に乗って無茶な施策を打とうとすると、絶妙なタイミングでブレーキを踏んでくれるのです。
「オーナー、そこは冷静になりましょう」 「やりすぎると、現場が疲弊しますよ」
彼は決して私の情熱を否定しませんでした。 むしろ、セブン-イレブンのイズムを誰よりも深く理解しているからこそ、私の暴走で店が傷つかないよう、冷静にハンドリングしてくれていたのです。 私はそんな彼を信頼し、背中を預けて走っていました。
しかし、ある年のクリスマス。 私とYGさん、二人の正義感が試される「事件」が起きました。
「なんであっちのセブンは半額なんや!」
その年は、数量限定の高級クリスマスケーキの予約に力を入れていました。 私の店でも、常連のお客様が「オーナーに任せるよ」と、信頼して予約を入れてくれました。 そのお客様というのは、当時、店の近くで行われていた大規模工事の現場監督さんでした。 毎日のようにスタッフを連れて弁当やコーヒーを買ってくれる、店にとっては売上を支えてくれる「恩人」でした。
ところが、クリスマス当日の夜。 店に一本のクレーム電話が入りました。その監督さんからでした。
「オーナー、どういうことや」 電話口の声は震えていました。 「あんたの店で予約して買ったケーキな、帰り道にある別のセブン-イレブンに行ったら、半額で山積みになってたぞ」
頭が真っ白になりました。 「予約までして定価で買った俺が、なんで馬鹿を見なあかんのや。同じセブンイレブンやろ!?」
返す言葉がありませんでした。 お客様の言う通りです。当時のセブン-イレブンにおいて、商品の「値引き」は絶対に許されない「ご法度(ごはっと)」でした。 私はすぐにYGさんを店に呼び出し、怒りを爆発させました。
「YGさん! 私はルールを守って頭を下げて予約を取ったんです。それが、ルールを破った店の方が安く買える? そんな理不尽が通るんですか!」
普段は冷静なYGさんも、この時ばかりは苦悶の表情を浮かべていました。 彼にも分かっていたのです。正直者が馬鹿を見るような状況が、あってはならないと。 彼は私の怒号を一晩中、その身ひとつで受け止め続けました。
聖夜の40キロ
翌日。 少し頭が冷えた私の元に、YGさんがやってきました。 そして、静かに、しかし力強くこう言いました。
「オーナー、行きましょう」 「え? どこへ?」 「監督さんのご自宅です。私も一緒に謝りに行きます」
監督の家は、店から40キロも離れた隣町にありました。 私たちはYGさんの車に乗り込み、夜の国道を走りました。
車内は重苦しい沈黙に包まれていました。 「全国一律の価格と品質」というセブン-イレブンの建前。 しかし、「最終的な売価決定権は加盟店オーナーにある」という法律の壁。 近隣店が独断で値下げをしても、本部の社員である彼には、それを強制的に止める権限はないのです。
「オーナー、すみません」 ハンドルを握りながら、YGさんがポツリと言いました。 「本部がもっとしっかりしていれば、こんな思いはさせなかった」
40キロの道のりを経て、監督の家の前に着いた私たちは、インターホン越しに出てきた監督に深く頭を下げました。
「この度は、本当に申し訳ありませんでした!」
寒空の下、スーツ姿の男二人が直立不動で詫びる姿に、監督の方が驚いていました。 「いや、そこまでしてくれとは言うてないんやけどな…」 そう言いながらも、監督は少し溜飲が下がったようでした。 「あんたのとこは、真面目にやっとるんやな。分かったわ」
10年後の再会、そして「税理士」へ
その事件から2年後。 YGさんは別の地区へ異動になり、さらにその2年後、彼はセブン-イレブン・ジャパンを退社しました。 風の噂でそれを聞いた時、私は一抹の寂しさを感じましたが、彼ほど誠実な男なら、どの世界でもやっていけるだろうと信じていました。
それから、10年近い月日が流れました。
ある日、私の前に、一人の男がふらりと現れました。 少し白髪が混じり、あの頃よりもさらに落ち着いた雰囲気をまとったその男は、懐かしい声でこう言いました。
「オーナー、ご無沙汰しております」
YGさんでした。 驚く私に、彼は名刺を差し出しました。 そこに書かれていた肩書きは、「税理士」。
彼は本部を辞めた後、猛勉強の末に難関資格を取得し、数字のプロフェッショナルとして私の前に帰ってきたのです。
「あの頃、オーナーには鍛えられましたから」 彼はそう言って笑いましたが、その目にはあの夜と同じ、静かな意志が宿っていました。
現在、彼は「有限会社 吹田総業」の顧問税理士として、私の会社の財務を鉄壁の守りで支えてくれています。
かつて、私の「現場のプライド」を守るために、組織の矛盾に立ち向かい、一緒に頭を下げてくれた男。 そんな彼が、今は私の会社の「命」である数字を守ってくれている。 現場の痛み(感情)と、経営の論理(数字)。その両方を知り尽くした彼以上に、信頼できるパートナーはこの世にいません。
YG先生。 あの夜のドライブがあったからこそ、私は今、誰よりも安心してあなたに通帳を預けられます。 立場は変わっても、私たちはやっぱり「戦友」ですね。
(第3話へ続く)
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