「Windows 95の年賀状」を笑えますか? 〜AIで「マウント」を取りたいだけの社長たちへ〜

社長の着想日誌

30万円のパソコンで、何を作りましたか?

今から約30年前。Windows 95が登場し、世の中は空前のパソコンブームに沸きました。 「これからはITの時代だ!」「パソコンぐらい使えないと!」 そんな空気に煽られ、当時20万も30万もする高価なパソコンを買った経営者は多かったはずです。

では、その高価な投資で何を生み出したのか。 多くの人がやったのは、年に一度の**「年賀状作り」**だけではなかったでしょうか。

ワープロソフトと筆まめを駆使し、家族写真を取り込み、徹夜してオリジナルの年賀状を作る。 「どうだ、パソコンで作ったんだぞ」とドヤ顔をする。

しかし、冷静にコストパフォーマンスを考えてみてください。 パソコン代、プリンター代、インク代、そして費やした膨大な時間。 印刷屋さんに頼めば、数万円で、しかもプロのクオリティで仕上がったはずです。

6年も経てばパソコンは粗大ゴミになります。 結局、私たちは「成果(きれいな年賀状)」が欲しかったのではなく、「ハイテクを使っている自分」に酔いしれ、自己満足のマウントを取りたかっただけなのかもしれません。

現代の「年賀状」はAIである

そして今、同じことがAIの世界で起きています。

「ChatGPTですごい資料が作れた!」 「画像生成AIでロゴを作った!」

SNSを開けば、そんな投稿が溢れています。 しかし、その資料を作るために、何時間プロンプト(指示文)をこねくり回しましたか? そのロゴを作るために、何百回再生成ボタンを押しましたか?

「俺はこんなクリエイティブなことができる」 そう言ってマウントを取って、会社の利益は1円でも増えましたか?

もし、その作業を外注すれば数千円で済むのなら、あるいは部下に任せれば済むのなら、社長がやるべき仕事ではありません。 手段と目的を履き違えてはいけません。 「AIを使うこと」自体が目的になった瞬間、それはただの趣味になります。

「プロンプトエンジニア」になんてなるな

「これからはプロンプトエンジニアリングのスキルが必須だ」 そんな煽り文句もよく聞きますが、私は中小企業の社長にははっきり言いたい。

「そんな技、覚える暇があったら営業に行け」 と。

社長の仕事は、AIに上手な命令を出すことではありません。 AIが出してきたアウトプットを使って、商売をまとめ、売上を作ることです。

難しい設定、API連携、プロンプトの微調整。 そんな「暴れ馬の調教」は、私のようなオタク気質な人間に任せればいいんです。

調教済みの馬をお貸しします

私が提供したいのは、「AIの使い方教室」ではありません。 **「調教済みの、誰でも乗れる大人しい馬」**です。

乗るだけで目的地(業務効率化・売上アップ)に連れて行ってくれる。 裏側でどんな複雑なプロンプトが動いているかなんて、社長は知らなくていい。 ただ「便利だな、儲かるな」と実感してくだされば、それでいいのです。

Windows 95の時代、私たちは「道具に使われる」ことで多くの時間を浪費しました。 令和のAI時代、今度こそ私たちは「道具を使い倒す」側に回りましょう。

自己満足のクリエイティブはいりません。 欲しいのは、泥臭い「利益」だけです。

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